布団クリーニングには石けん洗いと合成洗剤洗いがあります。
何が違うんでしょうか?
始めに言ってしまうと
石けん洗いの方が断然、人体と環境にいいです。
サスティナブルな社会のためにも環境にいい洗剤を選んでいきたいですよね。
このページでは、石けん洗いのメリット・デメリット、石けん洗いの業者をランキング形式でお伝えします。
石けん洗いのデメリットもしっかりチェックしてみてくださいね。
石けん洗いがおすすめな人
敏感な体質で肌荒れする心配がある
赤ちゃんも使う布団なので合成洗剤は嫌だ
未来のために環境に優しい方を選びたい
上記の方は石けんを使っている布団クリーニングがおすすめです。
石鹸洗でも、布団の汚れはしっかり落とし、高熱乾燥なのでダニも退治できます。
石けんor合成洗剤!? 布団クリーニングのメリット・デメリット
布団を洗う時に使う石けんと合成洗剤は、どちらもメリット・デメリットがあります。
どちらかというと石けん洗いの方のメリットのほうが今の時代にあっていると思います。
また、肌が敏感肌だったり合成洗剤の過敏症がある人は石けんでのクリーニングが絶対におすすめです。
そして、あなたが敏感肌でなくても石けん洗いにはたくさんのメリットがあります。
石けんで布団を洗うメリット
まず、石けんは安全です。人体はもちろん環境にも優しいのです。
これだけで石けん洗いを洗濯する価値はあります。
合成洗剤が肌に悪いと言われる理由に、よくすすいでも残留洗剤(合成界面活性剤)が残りやすい点があります。
合成界面活性剤は汚れを分解する作用があり、自然の世界にはないものです。
肌の弱い人は、日頃の洗顔や入浴はもちろん、洋服の洗剤に残った残留洗剤で肌荒れしてしまう人もいます。
敏感肌の人や赤ちゃんが使うものは合成洗剤は避けたほうがいいでしょう。
人に優しいということは自然にも優しいということ。
合成洗剤とは違い、石けんは海や川に流れて薄まると24時間で界面活性作用がなくなり微生物や魚の餌になり分解され、自然の世界に還るので環境を汚しません。
一方、合成洗剤は海や川に流れても分解されないので環境への汚染が問題になっています。
石けんは紀元前3000年には使われていたとされ、人類とともに歩んだ5000年の歴史がある物です。
合成洗剤は1917年にドイツで初めて作られましたが性能が悪く、第二次世界大戦中にアメリカで開発された物が本格的な合成界面活性剤として広く普及しました。
どちらも人類の衛生環境を大幅に改善したのですが、合成洗剤は歴史が浅いので数千年使い続けた後の環境への影響などは分かっていません。
布団は大きいので洗うときにたくさんの洗剤を使いますが、石けんならたくさん使っても環境を汚さないから安心ですね。
肌にも優しいく、気分良く洗えます。
石けんで布団の汚れはよく落ちるのか
石けんよりも合成洗剤のほうが汚れ落ちが良さそうというイメージがありませんか。
たしかに合成洗剤は便利で、中性にもでき、水で薄まっても、硬水でも洗浄機能が落ちません。
けれども、布団を洗うときは石けん洗いでも汚れがよく落ちます。
石けんは油脂にアルカリ剤を混ぜたもなので弱アルカリ性です。
酸性の汚れに強く、石けんのアルカリが油性の汚れと反応して油脂汚れを落とします。また、タンパク質を分解する作用があるのでタンパク汚れにも強いです。
布団の主な汚れである、汗は酸性・皮脂は油性・垢はタンパク汚れなので、石けんで洗うとこれらの汚れはよく落ちます。
布団を石けんで洗うことは理にかなっており、合成洗剤より汚れが落ちないということはありません。
石けんでのクリーニング・洗い上がりの特徴
石けん洗いの布団クリーニングの洗い上がりは、側生地はさっぱりとして中綿はふわふわになり、大変気持がいいと好評です。
洗い上がり後にも石けんの匂いはほとんどしないそうです。
個人的な感想ですが、私が石けん洗いのしももとクリーニングで洗った時は側生地はさっぱりしてサラサラしたさわり心地、中綿はふんわりと嵩高が回復、石けんの匂いは全く感じませんでした。
石けんで布団を洗うデメリット
石けんは弱アルカリ性なのでタンパク汚れに強いのですが、それはタンパク質をもろくする性質でもあるということです。
そのため布団の素材が羽毛や羊毛、シルクなどのタンパク質だと布団の中綿を傷めるのではないかという懸念があります。
ただ、布団クリーニングで使われているのは液体石けんであり、アルカリ成分が弱いため、頻繁に洗濯したりしない限りは布団を傷めることはないでしょう。
動物の毛や羽毛などの素材は合成洗剤なら何でも大丈夫というわけでもなく、中には羽毛の油を取りすぎてしまうものもあるようです。
石けんは必要な油まで取りすぎることはありませんので、羽毛布団もふわふわに仕上がります。
石けん洗いの布団クリーニング業者では、羽毛や羊毛、シルクも石けんで洗っていますが、何の問題もなく好評です。
石けん洗いの布団クリーニング比較ランキング
しももとクリーニング
安め短納期おねしょペット貸し布団石けん送料無料
評価 | 料金 | 送料 | 納期(通常時) | 布団保管 |
個別洗い 石鹸洗い 技術力 | 1枚:9680円 2枚:12980円 3枚:17380円~ 全体的に安い・コスパ高 | 送料無料 離島送料:北海道3000円・沖縄非対応・離島別途見積 | 1~2週間 | 無 |
しももとクリーニングはオレイン酸たっぷりの無添加石けん洗い、個別洗いを行う布団クリーニング専門店です。漂白剤などは一切使用していません。
細やかなサービスが人気で、人と環境に優しいクリーニングが理念であり、自然豊かな四万十川流域で営業しています。
クリーニングにも四万十川の源流水が使用されます。
人の肌への優しさにもこだわりがあり、洗剤の持ち込みにも対応しています。
すすぎもオプションで2倍にすることができます。
また、洗うのが大変難しいとされるオーガニック布団を洗濯するところから布団クリーニングを始めた会社だけあって、技術力が高く、シルクやムートンも水洗いで洗濯できます。
シルクや革製品を水洗いしているネットクリーニングは、私が知る限りしももとさんだけです。レンタル布団もあります。
全国ふとん丸洗いドットねっと
全国ふとん丸洗いドットねっとは楽天内にある布団クリーニング専門店で、自然に返せないものは使わないというポリシーです。
布団クリーニング歴は40年、純石鹸・天然水(岩手山の伏流水)を使ってクリーニングをしています。
そのため、カルキなども含まれないお水での洗濯になります。
他の人の布団と一緒に洗うのが嫌な場合は、個別洗いプランもあります。また、180日(約半年)まで1000円の布団保管サービスがあります。
ネット直営店を経営する以前から、COOPやクリーニング店からの依頼で年間5万点もの布団を洗っている経験があるので安心して任せられます。
価格は、敷布団は高めの料金設定になっています。掛け布団だけなら安めです。
オンダクリーニング
楽天市場内にあるオンダクリーニングは、オレイン酸たっぷりの石鹸を使って布団をクリーニングしています。合成洗剤は一切使用しません。
オレイン酸は人の皮脂に多く含まれている成分で、布団のうるおいを保つ効果があるそうです。
個別洗いはオプションで行うことができます。(別途税抜3000円)黄ばみ取り・カビ取りなどのオプションもあります。
布団保管付きコースや高級布団コースなどもあり、細かいニーズに対応していますが、ペットや子供のおねしょには非対応です。
対応地域は本州・四国・九州のみになります。
アイクリーン
アイクリーンは楽天市場内にある布団クリーニング専門店です。25年以上の実績があり、石けん洗い・個別洗いに対応しています。
布団は石けん洗いですが、シミや臭いを落とすために酸素系漂白剤を使用しています。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤とは違って生地を傷めませんが 漂白剤には界面活性剤が入っているものもあるので、肌質や環境への配慮が気になる人は考えましょう。
気にならない人には、布団のしみ抜きや脱臭に定評があり価格も安めなので人気です。
アイクリーンさんはオプションが充実しており、布団の保管・カビ取り・ペットのニオイ・お急ぎ便などがあります。
まとめ
- 石けん洗いの布団クリーニングは肌に優しく、敏感な人や赤ちゃんでも安心
- 石けん洗いは環境に優しい
- 石けん洗いは布団の汚れを落とすのにピッタリ
これだけの良さがあるなら、石けん洗いのクリーニングに依頼したくなってしまいますよね。
特に肌荒れしやすい体質の人は、石けん洗いの布団クリーニングをおすすめします。
環境に配慮している企業の方が応援したくなりますし、使う方も気分がいいですよね。
私はしももとクリーニングに依頼したことがあるのですが、仕上がった布団のさわり心地は気持ちよかったですよ。