あなたは、布団がかゆくて不愉快・よく眠れない・睡眠不足だ・・・こんな悩みはありませんか?
このページでは、布団がかゆい様々な原因と対処方法について掲載しています。
布団がかゆい症状はダニが原因であることが多いですが、ダニ以外にも布団がかゆい症状は起こります。
ここであなたの布団がかゆい原因をはっきりさせて、ぜひ解決してください。
布団のかゆさから開放され、ぐっすり眠れるようにサポートできれば幸いです。
布団がかゆい原因・大体はダニのせい
布団がかゆいなら、大体はダニのせいです。
寝ている時や朝起きたときに、露出していない手足にもかゆみがあるときはダニがたくさんいるサインです。
ダニは高温多湿になる梅雨から夏にかけて増殖します。
ダニはほうっておくとどんどん増えてさまざまな問題を引き起こすので、かゆみを感じたら今すぐ対策することをおすすめします。
ダニは刺す種類・噛む種類と刺さない種類がいます。
ツメダニなどの噛む種類のダニが刺した場合は赤く腫れ、非常にかゆいです。
また、刺さない種類のダニも大量に発生すると皮膚がザワザワしてかゆみを感じることもあります。
刺さない種類のヒョウヒダニは様々なアレルギーの原因になることが分かっています。
また、ヒョウヒダニは刺す種類のダニの餌になるので、刺す種類のダニが増える原因にもなってしまいます。
ダニが原因で布団がかゆい・3つの解決方法(ダニを駆除する)
あなたの布団がかゆい原因がわからない場合はとりあえずダニの駆除をやってみましょう。
布団のかゆみの大半はダニが原因なので、試して症状が和らげばダニが原因ということになります。
基本的なダニの駆除方法は60度以上の高温に晒すことです。
ダニは洗濯しても天日で干しても取れませんが、高温に晒すと死滅します。
洗濯が無駄ということではなく、ダニのフンや死骸は落とすことができます。
ダニのフンや死骸は生きているダニの餌になるので、落とすことでダニの増殖を緩やかにします。
つまり、洗濯してから高温で乾燥すればダニの駆除ができるというわけです。
高温でダニを退治する方法は主に3つあります
- スチームアイロンでダニを退治して掃除機で吸い込む
- コインランドリーで洗う
- 布団クリーニングする
上から順に手間はかかるけどお金がかからない方法になっています。
布団クリーニングはお金はかかりますが、最も楽にダニを駆除できる方法です。
また、ダニよけスプレー・駆除スプレーを使用することでも解決する場合がありますが、臭いや肌が敏感な人には不向きかもしれません。
ダニよけスプレーは手軽なのがメリットです。
詳細とおすすめのダニスプレーを後述しますのでスプレーを使ってみたい人は見てください。
スチームアイロンでダニを退治する
スチームアイロンでダニを退治する方法のメリットは、自宅にある道具ですぐにダニを退治できることです。
スチームアイロンでダニ退治する方法のデメリットは、時間と労力がかかり布団が湿るので乾燥が必要なことです。
※この方法はポリエステルなどの合成繊維・シルク(真綿・側生地)・ウレタン素材ではできません。
やり方は簡単、アイロンのスチーム機能を使って布団に蒸気を当てていきます。
1箇所3秒は蒸気を当てながら移動していきます。
アイロンを掛け終えたら、布団を干して湿り気を完全に乾かします。
最後にダニの死骸やフンを掃除機で吸い込みます。
やり方の詳細はこちら
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ちなみに、ドライヤーでもダニ退治できると思った人もいるかも知れませんが、ドライヤーでは布団全体を60度以上にしづらいので無理です。電気代も掛かります。
時間がかかってちょっと面倒くさいですが、子供の布団にも安心してできる方法です。
布団を干さなければならないので、晴れが続きそうな時に実行しましょう。
コインランドリーでダニの駆除
コインランドリーの大型洗濯機で洗って、その後乾燥機で30~50分以上乾かせばダニを退治できます。
コインランドリーに布団を持っていけるなら、ちょっとお金がかかりますがスチームアイロンよりも手軽な方法でダニを駆除できます。
※コインランドリーでのクリーニングは、綿ふとん・和布団・シルク・羊毛などの素材は布団が壊れる可能性があります。
何枚洗うかにもよりますが、料金は1000~2000円位でコインランドリーで2時間・その後の天日干しを入れて半日くらいで仕上がります。
布団がその日のうちに使えるのも魅力ですね。
なお、乾燥機を掛けた後は布団の熱を取らないと湿りますので、うちに帰ってからしばらく干す必要があります。
コインランドリーでの布団の洗濯は午前中から始めるのがおすすめです。
詳しいやり方はこちら
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布団クリーニングでのダニの駆除【おすすめ】
布団クリーニングの利用は最も労力が掛からず、家事の時短ができるおすすめの方法です。
その他のメリットとして、前述の2つより洗える素材が多いこと、トラブルには補償があることです。
デメリットはお金がかかることと、しばらく布団を預けなければならないことです。
とはいえレンタル布団を借りることができる業者もあるので、忙しい人は宅配の布団クリーニングに任せるのがおすすめです。
宅配布団クリーニングでは布団の丸洗いでダニのフンと死骸を一掃した後、高温の乾燥機で残ったダニをやっつけることが出来るので完璧です。
クリーニング業者のページには99%以上のダニを駆除できると記載されている事が多いほどです。
宅配の布団クリーニングがおすすめなのは、ネットで注文し袋に布団を入れて玄関から出すだけですべてが完結してしまうことです。
布団をコインランドリーまで運んだり、布団に全体にゆっくりアイロンを掛ける時間と労力がいりません。
仕事や育児などで忙しい人は無理をせず、お金で時間・労力を節約していきましょう。
ダニスプレーは手軽・即効性がある
布団のダニの痒さを手っ取り早く解消したい時は、防ダニスプレーを使うのがおすすめです。
ダニ退治のスプレーは吹きかけるだけでダニが減る手軽さが人気で、すぐにかゆみが収まる可能性があります。
ただ、殺虫成分にかぶれて皮膚湿疹が出たり、スプレーしてから数日間は気になる臭いがあるなどの問題もあります。
気管支が弱い人はかゆみはなくなっても咳が止まらなくなる人もいます。
もし、ダニスプレーを使う場合は、殺虫剤を使用してないものがおすすめです。
【おすすめ】ダニバリア ダニよけスプレー(ナチュラルグリーンの香り)
殺虫剤不使用で、天然ハーブ使用されています。お手頃価格で効果は1ヶ月続きます。
ちょっと臭いですがそこまで不快ではなく、入っている香料で誤魔化されている感じです。香りはフローラルソープもあります。
このスプレーは殺虫剤は入ってませんが、我が家では効き目がありました。
布団にどこからかツメダニが来て、刺された時にこのダニバリアを使ったのですが、すぐに刺されなくなりました。
ダニを駆除したのではなく多分移動したのだと思います。
敏感肌の大人が利用てみたところ、肌荒れはしませんでしたが、スプレーした初日は臭いがきつく息苦しい感じがしました。
使い方のコツは使う時は換気して、スプレーを掛けたものはすぐに天日で干せば臭いもそこまで気になりません。
駆除まではできないけどダニを減らす・増殖を防ぐ方法
ダニを完全に駆除することはできないけれど、ダニの増殖を抑える方法についてまとめます。
戦術の3つのダニの駆除方法と組み合わせて布団をケアすることで、ダニのかゆみに対抗します。
洗濯
洗濯することでダニは退治できませんが、ダニのフンや死骸を洗い流すことが出来ます。
ダニの死骸やフンはダニの餌なので、ダニの増殖を抑えることが出来ます。
布団の洗濯を自宅でやるのはかなり大変なので薄い布団、ベットパッド、毛布、シーツなどのカバー類だけしか洗えないかもしれませんが、やるとやらないではだいぶ違います。
薄い布は洗うとダニが落ちやすいです。
また、布団カバー、シーツ、枕カバーをダニが通り抜けにくい高密度繊維が使われているものにすればかゆみを防ぐことができます。
自宅で布団を洗う方法
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布団を干す
天日干しをしてもダニは退治できませんが、布団を乾燥させることが出来るので、ダニの繁殖を抑えることが出来ます。
紫外線ではダニは退治できません。
しかし、紫外線はダニの餌であるカビには効果があるのでダニの増殖を抑えます。
天日干しで布団に紫外線を当てながら湿り気を飛ばせば、布団の保温性も復活し寿命も伸びます。
花粉症やPM2.5が気になる場合は、日の当たる窓辺やカバーを掛けて干すのがおすすめです。
布団が干せない時は、布団乾燥機で乾燥すればOKです。
布団クリーナー・掃除機をかける
布団クリーナーをかけるのもダニ対策には有効です。
生きたダニは取れませんが、ダニの餌である死骸やフンを除去できるのでダニの増殖を防ぐことができます。
布団クリーナーにはいろいろな種類がありますが大きく分けて、普通の掃除機と兼用のものと布団専用のものがあります。
兼用のものは、使用前に掃除機ヘッドの交換をしたりしっかり押さえて掃除機を掛けなければなりません。
専用のものはすぐに使えて便利です。頻繁に掃除機をかけたい人は1つ購入しておくといいでしょう。
しかし、クリーナーが軽すぎたり吸引力がないものや、コードレスですぐにバッテリー切れするものは使いものにならないのでいいものを選びましょう。
布団クリーナーは天日干しや布団乾燥機の後に使うことで、さらに効果を高めることができます。
ダニ以外が原因のかゆみと対策
ダニの対策をしても布団のかゆみが収まらなければ、他に原因があるかもしれません。
ダニ以外の布団のかゆみの原因として考えられるのは以下のものがあります。
あなたの症状に当てはまるものはないか確認してください。
布団の素材
ラテックスやそば殻は人によってかゆみなどが出やすい素材です。動物性の素材である羽毛や羊毛がだめな人も多いです。
羽毛布団は激安品だと羽毛の洗浄が充分でない粗悪品もあり、特に臭いがするものはかゆみがひどくなることもあるので気を付けます。
新しい布団 で問題が出た場合は、まず素材を疑ってみてください。
寝具の素材でかゆみが出た場合は合わないものを交換するのが効果的です。
何が原因かはできれば病院で調べてもらいましょう。
ノミ
ペットなどにノミが寄生して、家や布団に広まってしまうことあります。
ダニと間違われやすいですが、ノミは肉眼で見え人間の膝下を中心に噛むので膝下ばかり噛まれている場合はノミの可能性があります。
布団で黒いものがぴょんぴょんしているのを見た場合はノミが犯人です。
ノミの付いた布団は、60度以上の高温で10分洗濯するか、60~70度の乾燥機を30分程掛けると成虫から卵まで死滅させることができます。
これはダニ退治の方法と同じです。
ペットのノミの駆除にはフロントラインなどの薬をペットの首の後の皮膚に付けると効果的です。または病院で飲み薬をもらいます。ブラッシングでも取っていきます。
家中のノミの駆除は1日何度も掃除機を掛け、ファブリックなどは洗濯します。厚手のものは高温で殺菌しましょう。
また、燻煙剤(バルサンやアースレッドなど)も使って退治しましょう。
メスのノミを潰すと卵が飛び散るので、ノミを爪で潰さないようにしてください。
ノミとダニの区別・ノミの具体的な退治方法はこちら
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肌の乾燥・ドライスキン
冬など乾燥した季節は、肌が乾燥して静電気も起こりやすいので、寝る前に肌を保湿することで寝ている際のかゆみを抑えることが出来ます。
ワセリンやクリーム、オイルなどの油脂性のものがおすすめです。
敏感肌の人はヒルドイドやビーソフテン、プロペト(白色ワセリン)がおすすめです。
静電気
冬は乾燥しているので静電気が起こります。
特にアクリルやポリエステルなどの化繊の毛布は静電気がおこりやすいです。
静電気の起きやすい毛布は直接体に触れさせないように、布団の上からかけましょう。
こうすることで静電気を防ぎやすくなります。
また、カバー類の洗濯の際に柔軟剤やグリセリンを入れると、静電気が起こりにくくなります。
布団カバーは静電気が起きにくい綿素材などにするのもおすすめです。
入浴後の肌の保湿も静電気が起きにくくなるのでおすすめです。
布団のほこり
もしあなたの布団にほこりがたくさんついているなら、ほこりが原因でかゆくなっているかもしれません。
ほこりの中にはたくさんのダニが住み着いているからです。
また、ほこりはダニの餌なので、ダニを減らすためにも布団クリーナーなどで布団ほこり埃を取っておく必要があります。
カビ
カビはダニの餌なので、布団にカビが生えているとダニが増えかゆくなります。
またカビ自体が原因でかゆみや湿疹が起こることも有ります。
布団はこまめに干して湿気を飛ばしましょう。
カビが生えてしまった場合も布団クリーニングできれいに取ることができます。
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一番考えられるのは、布団の中でダニが繁殖していることです。
パジャマで覆われている部分もかゆい場合は、布団の中にかなりダニがいます。
深刻な状態になる前に、布団クリーニングを行ったほうが良いでしょう。
その他の理由としては、寝る前に熱いお風呂に入っている場合、熱いお湯で皮膚が乾燥するのでかゆくなります。皮膚は温まると痒くなるので尚更です。
お風呂の温度は熱すぎないようにして、保湿剤を塗ってから寝るとかゆみを感じにくいですよ。
また、静電気も肌の保湿で防ぐことができます。
かゆい布団をファブリーズで解決できるか
ファブリーズには除菌や消臭効果がありますが、殺虫効果はありません。
ダニのせいで布団がかゆい時は、解決策にはなりません。
でも、ファブリーズはダニの餌である「カビ」を減らすことには有効です。
ファブリースで布団を除菌してカビ菌を減らすことができれば、間接的な効果が少しはあるかもしれません。
しかしすぐにかゆみを消すことはできないし、除菌効果のあるものを寝具に使うのは健康上あまりおすすめできません。
布団がかゆいからといってファブリースを使うのはやめた方がいいでしょう。
まとめ
- 布団がかゆいのは、大体がダニのせい
- 布団のダニを退治方法は3つ(スチームアイロン・コインランドリー・布団クリーニング)
- 布団クリーニングは時間と労力が掛からないのでおすすめ
- ダニよけスプレーは殺虫剤不使用がおすすめ
- ダニ以外の布団がかゆくなる原因は素材・静電気・乾燥・ほこり・カビなど
様々な布団のかゆみを見てきましたが、あなたのかゆみの原因は見つかったでしょうか?
一般的に布団がかゆい場合ほとんどダニが原因なので、原因がよく分からない場合はダニ対策を中心に行うといいでしょう。
ふとんのダニのかゆさを根本解決するには、洗濯でダニを除去した後、高温での乾燥が必要です。
コインランドリーやスチームアイロンもいいですが、布団を玄関から出すだけで全てが完結する布団クリーニングが楽なのでおすすめです。