どうせ布団を干すなら、ダニに有効なやり方をしたほうがいいと思いませんか?
ここでは、ダニにも有効な布団乾燥機の使い方と天日干しのやり方について記載していきます。
ダニは普通の布団乾燥機や天日で退治することはできませんが、繁殖を防ぐことはできます。
布団乾燥機は梅雨時や冬でも使うことができとても便利です。
ダニ対策したい場合の布団乾燥機の頻度や時間などを掲載します。
また、ダニを死滅させる機能のある布団乾燥機もご紹介します。
紫外線でダニは死にませんが、天日干しも布団のダニを繁殖させない効果があります。
布団の素材ごとの天日干しに最適な干す時間や頻度もご紹介します。
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ダニ退治に効果的な布団の干し方
ダニが好きな環境は、温度が20度~30度、湿度が60~80%の環境です。
布団は年中ダニが好きな環境になっています。
冬は寒く乾燥するのでダニの活動は鈍ります。
しかし、現代の家の中は暖房や加湿器が入っており、冬でもダニにとって理想的な環境となってしまいます。
そしてダニは様々なアレルギーの原因となる事が分かっています。
ダニは通年性(常にいる)のでダニ対策も1年を通して必要になります。
それでは、ダニ対策にもなる布団干し方について見ていきましょう。
まずは布団乾燥機を使った干し方についてです。
天日干しについて知りたい人はこちらまで飛ばしてください。
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布団乾燥機で布団を干す方法
布団を干せるのは何も天日干しだけではありません。
布団乾燥機は天気や時間を気にせず、布団を干すことができる頼れる家電です。
梅雨もあり冬は雪も降る日本では、いつでも布団を天日干しできるわけではありませんよね。
布団乾燥機はダニを気にする人にとっては特に一家に一台ほしいアイテムです。
普通の布団乾燥機は布団の裏や隅まで熱が行き渡らない場合もあり、ダニを完全に死滅させるのは難しいです。
ですが、布団を乾燥させることでカビとダニの繁殖も抑えることが出来、布団をいい状態に保つことができます。
最近の布団乾燥機にはダニ対策モードが付いており、高温で布団を干すのでダニの数を減らせるものもあります。
後述する「布団クリニックAD-X80」は布団乾燥機ながらダニを死滅できると評判です。
布団乾燥機を使う頻度・時間
ダニ対策で使用する場合は、一般的に1週間に1度の頻度がいいと言われています。
最低でも週1回かけておけば、布団の湿気を飛ばせるのでいい状態に保てます。
アレルギーの症状がある人は布団乾燥機+掃除機のセットを毎日やっている人が多い様です。
布団乾燥機の頻度を上げると調子が良くなる場合もあるので、試してみるといいでしょう。
ダニ対策のためにはどのくらい布団乾燥機をかければいいの?
ダニ対策のために布団乾燥機を使うなら片面60~120分掛けるのが有効です。
約60分で50~60度に達してダニに効果が出始めますので、その後しばらく運転します。
終わったら裏側もすぐに掛けるようにします。
終わった後に掃除機でダニの死骸を吸い込みましょう。
普通に布団を乾燥したい場合
ダニ対策ではなく、通常の乾燥がしたい場合はシングルで30分、セミダブル・ダブルで90分程かけます。
夏場に送風も行いたい場合は、乾燥後に追加で30分送風運転をします。
布団以外もついでに乾燥
布団乾燥機を使う時は、枕やパジャマなど寝るときに使用するものを一緒に乾燥してしまうのもおすすめです。
布団乾燥機は朝がおすすめ
布団乾燥機を掛けるなら、朝がおすすめです。
寝ている間に溜まった水分を乾燥させる目的と、乾燥した後に熱が抜ける時間があるためです。
特に夏に布団乾燥機を掛ける場合は、夜だと熱くて眠れません。
送風することで布団の温度を下げることが出来ますが、電気代が掛かかるため朝の方がいいです。
冬の寝る前に布団を温めたい場合は、温めついでに乾燥してもいいでしょう。
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布団を普通に乾燥するなら最低週1で30分
ダニ対策なら最低週1で片面60~120分が目安です
【最強のダニ対策乾燥機】三菱の布団乾燥機・布団クリニックAD-X80
三菱の布団乾燥機、布団クリニックAD-X80はダニ対策最強の布団乾燥機と評判です。
はじめからダニに悩む人に向けてつくられた商品で、高温が布団隅々まで行き渡る設計になっています。
三菱電機は最近流行のマットなしタイプではなく、マットタイプです。
マットタイプのほうが、ノズル式よりも布団の隅々まで熱が行き渡るからです。
更に布団全体を包みこむヒートパンチマットが付いているので、三菱のフトンクリニックは他の乾燥機ではできない布団の表面も裏面も同時60度の高温にする事を実現しました。
こうすることで自宅用の布団乾燥機ながらダニを死滅させることができるようになったのです。
乾燥後はダニの死骸が残りますので、終わったら必ず布団に掃除機をかけることを忘れないでください。
この乾燥機には最近の機種についている、洗濯物を乾かしたり・靴を乾燥したりする機能はありません。
ダニに特化した布団乾燥機なのです。
布団クリニックは他の布団乾燥機よりも高いですが、両面をいっぺんに乾燥できるので時間が半分で済むというメリットも大きいです。
時短できるので、必要な人は投資と思って購入してもいいかもしれません。
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布団を天日干ししよう
ダニはかなり強い生き物で、天日干ししてもほとんど死ぬことはありません。
真夏の炎天下に長時間布団を干しても、ちょっと死ぬくらいでほとんどが生き残ります。日の当たらない裏に逃げてしまうからです。
また、洗濯しても死にません。洗濯機でぐるぐる回され、叩かれても爪でしがみついてほぼ落ちないです。
日光の紫外線ではダニは全く死なないです。当然、機械などで紫外線を当てても死にません。
では、どうして布団は天日干しすべきなのでしょうか?
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布団の天日干しメリット・頻度・時間
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ダニ対策と布団のケアに有効だからやるべきだにゃ
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メリット
布団を日光で干すことにはたくさんのメリットがあります。
- 布団の湿気が減ってダニが減る・繁殖しにくくなる
- 布団の除湿することで布団がふっくらし、長持ちする
- 汗・皮脂の匂いが落ちて快適に
- 紫外線でカビなどを除菌できる
布団を天日で干すと、布団の湿度が外に出て布団が乾燥します。ダニは多湿を好み、多湿だと大繁殖します。
そのため、布団を乾燥させるのはダニ対策にとって必須です。
紫外線を当てる意味
紫外線でダニは死にませんが、紫外線の殺菌効果でカビの繁殖を抑えることが出来ます。
カビはダニの餌になり、ダニが増える元です。
紫外線はダニの対策のために間接的には効果があります。
布団乾燥機をしていても布団は月1回は天日で干したほうが良いと言われています。
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布団は何時頃に干すといいの?
夏は午前中10時頃からの1~2時間・それ以外の季節は10時から午後2時までの3~4時間が適切です。
布団は1時間ごとにひっくり返しましょう。
ひっくり返すのが無理な場合は、肌が当たる側を表にします。
早朝と夕方は布団が湿るので逆効果です、早めに取り込むようにしましょう。
注意
布団を長時間干すのはNG
紫外線は殺菌効果がありますが、長時間当てると布団の側生地が傷んでしまいます。
何時間干すか・陰干しの回数(素材・季節・掛・敷ごと)
布団の素材、季節、掛布団か敷布団かによっても干す時間も変わります。
ここでは素材・季節ごとの適切な天日干しの時間と、陰干しの回数をまとめます。
布団は月1回の天日干し以外に陰干しもしましょう。
敷布団は掛け布団よりも水分を吸っているので、掛け布団より干す頻度は高いです。
陰干しが無理な時は、朝起きた時に布団半分にめくって布団やマットレスの湿気が抜きましょう。これだけでも布団の傷み方が違います。
羽毛
【掛布団】
天日干し頻度:しなくても大丈夫(月1回まで)
天日干しの時間:夏は片面0.5時間・冬は1時間
羽毛布団は特に紫外線で痛みやすいので、短めに。必ずカバーを付けたまま干すこと。
陰干し頻度:月1回
【敷布団】
天日干し頻度:月1回
天日干しの時間:夏は片面0.5時間・冬は1時間
カバーを掛けて午前中に干すこと。
陰干し頻度:2週間に1回
羊毛
【掛布団】
天日干し頻度:月2~3回
天日干しの時間:夏は片面1時間・冬は2時間
羊毛はデリケートな素材なので、必ずカバーを付けたまま干すこと。
陰干し頻度:月2回
【敷布団】
天日干し頻度:週1回
天日干しの時間:夏は片面1.5時間・冬は3時間
陰干し頻度:週1回
ポリエステル・アクリルなどの合成繊維
【掛布団】
天日干し頻度:週1回
天日干しの時間:夏は片面1.5時間・冬は3時間
陰干し頻度:週1回
【敷布団】
天日干し頻度:週1回
天日干しの時間:夏は片面1.5時間・冬は3時間
陰干し頻度:週1回
綿
【掛布団】
天日干し頻度:週2~3回
天日干しの時間:夏は片面2時間、冬は2.5時間
綿は吸湿性が高いので長く掛かります。
陰干し頻度:週2回
【敷布団】
天日干し頻度:週2~3回
天日干しの時間:夏は片面2時間、冬は2.5時間
布団の上げ下ろしは毎日してください。出来れば陰干しも毎日行います。
陰干し頻度:週3~毎日
敷布団を干すときに便利なすのこ
敷布団を干すときに便利なのが「すのこ」です。
床と布団の間におけば湿気対策になりますが、立てられるものは陰干しにも利用できます。
起きた後、すのこを布団ごと逆Vの字に立ててすぐに陰干しができるので便利です。
これなら週3会の陰干しでも苦もなく、布団にカビが生えることもありません。
また、ワンタッチ1秒で布団が干せる便利なすのこもあります。
ダニ退治に有効な天日干しのやり方
ダニ対策に天日干しを活用したい場合は、4日連続干すのを月1回の頻度で行うのが効果的です。
普通の布団の天日干しの比べて連続で日光を当てるのがポイントです。
夏場の太陽は側生地が傷む恐れがありますが、ダニを退治する力も強いです。
今、布団乾燥機がなくて困っている人は試してみてください。
布団を干すときのポイント
その他布団を干す時のポイントをまとめます。
布団はカバーを付けたまま干そう
布団を干す場合はカバーを付けたまま干しましょう。
布団カバーは鳥の糞やホコリを避けたりもでき、排気ガスなどを直接布団につけないようにするのに有効です。
布団たたきは使わないほうが良い
昔はよく布団を布団たたきで叩きましたが、最近では良くないとされています。
布団を叩くくらいでは当然ダニは死にません。
布団たたきが悪いのは、布団の奥の方にあったダニの死骸や糞が表面に出てきてそれを吸ってしまうからです。
もし叩いてしまった場合は、よく掃除機を掛ければ悪影響を下げられます。
また、叩くことで布団を傷めたり、近所の騒音トラブルになる可能性もあります。
布団たたきは布団を払うように動かし、表面のホコリを落とすために使いましょう。
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外に布団が干せない場合
明るい窓辺に干すだけでも布団の湿度はとれます。
その時はX型の物干しが便利です。
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布団を取り込んだ後のポイント
布団を取り込んだ後は、溜まった熱を取るようにします。すぐ仕舞わないでしばらく置いておきましょう。
布団を収納しまう場合は冷めてからしまわないと湿気が出てカビてしまうので注意しましょう。
布団干しに便利なグッズ
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花粉・埃よけに便利な布団干し袋
花粉や埃が気になるなら布団の上にカバーを掛けて干せる、花粉やホコリを避ける布団干し袋が便利です。
色が黒いカバーなら夏場は太陽熱を吸収して、ダニ退治効果を上げることが出来ます。
真夏なら内部が60度以上になって、ダニが死滅する効果も期待できますが、夏以外はカバーが掛かることで日陰となり、温度が上がらない場合もあります。
枕を干すのに便利な枕干し
枕をどうやって干すか悩んでいる人におすすめなのが、枕干しです。
黒い枕干しなら干す時に高温になって、ダニ退治の効果もUPします。
枕干しを使わない場合は、クリーニング店などでもらう針金ハンガーが便利です。
また、洗濯ネットやバスタオルと洗濯ばさみで干す人もいます。
まとめ
ダニ対策で布団を干すなら布団乾燥機がおすすめです。
天日干しも布団のメンテナンスには必要で、ダニ退治にも間接的な効果があります。
布団乾燥機・天日干し共、干し終わった布団には必ず掃除機をかけましょう。
布団乾燥機の「布団クリニック」があれば自宅でも本格的なダニ退治ができるのでおすすめです。
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