このページでは自宅での洗濯でダニを退治する方法についてまとめます。
節約したいのもあり、お家での洗濯でダニを退治したいものですが、中々難しいようです。
何とか自宅での洗濯で布団のダニやアレルゲンを一掃出来ないものでしょうか。
自宅での洗濯でダニを退治するのは手間がかかって大変
ダニは洗濯機の洗濯だけでは20%も落ちればいいほうで、80%も生き残るのであまり意味がありません。
ダニが洗濯で落ちるのは、下着などのごく薄い布地だけと言われています。
布団や毛布などの厚地のものでは繊維の奥に潜り込んで爪を立てしがみついて生き残るのです。
ダニの弱点は熱と低い湿度
ダニは50度で20分、60度で一瞬で死滅すると言われています。
湿度はかなり低い状況が続かなければ死なない様です。
自宅での洗濯で退治する方法はこの2つです。
- 方法その1 洗濯機で洗ったあとにダニを退治する方法
- 方法その2 洗濯自体でダニを退治する方法
順番にやり方を見ていきましょう。
方法その1 洗濯機で洗ったあとにダニを退治する方法
この方法は洗濯機で洗ってから乾燥などで高温の状態にする方法です。
洗濯自体でダニを取るのではなく、洗濯後の乾燥や高温のスチームを当てるなどでダニを退治します。
洗濯表示のマークをチェック~ドライクリーニングマークの布団は?
まず布団が洗えないものだと話しにならないので、洗濯表示を確認します。
洗濯できない表示やドライクリーニングマークではこの方法は使えません。布団がおかしな状態になり、元に戻らなくなる可能性があります。
布団クリーニング店では水洗いしているので、失敗覚悟でやってみるのなら自己責任です。
また、革素材やウレタン素材などは、プロでも丸洗い出来ないので絶対にやらないほうがいいでしょう。
ポイント
布団の洗濯は水洗いが良いのです。布団の汚れがダニのフン・垢・皮脂など水溶性の汚れだからです。
プロの布団クリーニングが水洗いする場合は、任せてOKです。
ダニのいないふわふわな状態に仕上がります。
洗濯機で洗えるサイズを確認
次に、布団が洗濯機で洗えるかの確認をします。
5kgサイズの洗濯機ならシングルの掛け布団(布団の重さ1.4kg)まで洗えます。
7~8kgサイズの洗濯機ならセミダブルの掛け布団(布団の重さ1.6kg)まで洗濯できます。
無理に大きなサイズを洗うと洗濯機が壊れたり、洗濯機が暴れて家の壁などを壊すことにも繋がります。また、布団が傷むこともあります。
布団を縛って洗濯機に入れる
まず、キルティングのない布団は中綿が寄ってもとに戻らない可能性があることに注意します。キルティングでも多少寄る場合があります。
布団の綿が寄らないように、ロール状にしてから紐で3~4箇所縛ります。その後布団用の洗濯ネットに入れます。
紐で縛らないとと洗濯機が暴れる可能性が上がります。
中綿が戻らなかったら?
洗濯後に中綿が戻らない場合は、布団を打ち直すしかありません。ふとん屋さんで側生地を解いて綿を均一に伸ばしてから縫製し直します。
中綿が、羊毛や混合毛、ポリエステルなどの合繊は打ち直しも無理なので、捨てて買い換えるしかありません。
キルティングのない布団はかなり寄って戻らないので絶対に縛るようにします。縛っても寄ったり、凸凹や皺になるリスクがあります。
洗濯機で布団を洗う
次に布団を洗濯機で洗います。
弱流水・おしゃれ着洗いモード・ドライマークモードなどのコースで洗濯します。
ドライクリーニングの表示マークが有る布団は避けましょう。やる場合は自己責任で。
洗濯機に入らないダブル以上のサイズの布団は、バスタブなどで洗うようにしましょう。
バスタブにお湯を張って洗剤を入れ、踏み洗いして、濯ぎ、脱水します。
洗濯機で脱水してから高温で乾燥する
洗濯機でそのまま脱水します。
洗濯機に乾燥機能がついている場合は乾燥機で乾燥するのがおすすめです。
洗濯乾燥機の乾燥機温度は65度~100度です。
分厚い布団では内部まで熱を伝えるには、60度で1時間~1時間30分くらい乾燥機で乾燥しなければダニは死滅しません。
毛布やタオルケットなどは繊維の奥まで熱を伝えるのに、30分~1時間くらい掛かります。
乾燥機がない場合は天日で干してから、仕上げで布団を高温の状態にします。
仕上げに布団を高温の状態にする
布団を高温で仕上げるには、
スチームアイロン(60度)
布団乾燥機ダニ退治モード(60度)
などを利用します。
ドライヤーは熱を当てられる範囲が狭く、中まで熱が入るまで時間が掛かり過ぎて非効率です。
スチームアイロンは布団の表と裏にくまなく掛けます。その後水分を飛ばすために再度しっかり乾燥します。
布団乾燥機を使用する場合はダニ退治モードで、裏表両方しっかり掛けていきます。
出来ればマット(袋)がついているタイプの布団乾燥機がおすすめです。
マットが付いているタイプの場合、布団を横向きにしてマットを包み込むようにセットして、熱を逃さないように両面を乾燥していきます。
だったら、その2の洗濯自体でダニを退治する方法はならどうかな?
方法その2 洗濯自体でダニを退治する方法
この方法は乾燥ではなく洗濯の段階でダニを退治する方法です。
お家でのダニ退治の洗濯はバスタブに50~60度のお湯を張って布団をつけ置き洗いする
ダニの死滅する温度である50~60度のお湯をバスタブに溜めてその中に布団を浸けておけば、お家の洗濯でもダニを退治することが出来ます。
給湯器のお湯張りの温度は48度までしか上がらないシステムも有るらしいので、その場合はシャワーから熱いお湯を足しましょう。
布団を縛ってバスタブに入れる
先程と同じで、布団は縛っておきます。縛っても中綿が寄ったり凸凹になってしまう可能性があります。
キルティングがない布団は特に気をつけます。
高温に浸け込む
準備ができたらバスタブに入れて、50~60度のお湯に20分くらい浸けておきます。
この方法が使えそうなのは、布団・毛布・シーツ・枕・ベッドパッドなどですね。布団は、脱水や乾燥が大変です。
布団を踏み洗いする
20分浸け終わり、布団を洗う場合はお湯の温度を下げてから踏み洗いします。熱くても平気な場合はそのまま踏み洗いします。
洗剤は入れないほうがすすぎが楽でおすすめですが、洗剤を入れてしっかり洗いたい時はバスタブに洗剤を入れて優しく踏み洗いします。
その後泡が出なくなるまで、何度かお湯を変えて布団を踏んで濯ぎます。
バスタブで脱水するのは大変
脱水はお湯を抜いたあと、頑張って足で踏んで脱水します。布団が傷むので絞らないように脱水しましょう。
脱水は出来るだけやっておかないと、乾燥に時間が掛かります。
毛布やベッドパット、布団が洗濯機に入る場合は、ネットに入れて洗濯機の脱水機能を使ってもいいですね。(布団は縛ったままネットに入れる)
布団の乾燥も大変・乾くのに時間がかかる
自宅で洗濯する場合は、花粉症で外に干したくなくても、まずは天日で干すしかないと思います。
夜間や天気が良くない場合は、布団乾燥機なども使って乾燥していきます。
布団が洗濯機に入る場合は、電気代は掛かってしまいますが洗濯機の乾燥機能を使った方が楽です。
乾いたら洗濯終了です。
乾かす場所がないから、1度で多くて2枚までだと思うにゃ
もっと楽に布団を洗濯するなら
布団を自宅で洗うならコインランドリーで洗濯・乾燥するほうがずっと楽
コインランドリーの乾燥機は55度くらいなので、30分~1時間かければダニは死滅します。
洗濯と合わせて2時間弱掛かり、費用は1000円~2000円くらいです。(乾燥機だけなら1000円位)
コインランドリーに布団を持ち込めるなら、布団の洗濯は年1~2回して、乾燥機だけ定期的に使うという手もありです。
ただ、日常的にダニ退治するなら、布団乾燥機や家庭用乾燥機の方が手間が掛かりません。
ダニ駆除機能付きの洗濯機もある
これがあれば楽ちんかも
パナソニックのVXシリーズと日立のビートウォッシュがダニ専用コース付きの洗濯機です。
中でもパナソニックのVXシリーズは65度の乾燥機で90分加熱してから洗濯でダニの死骸を流すという工程の洗濯ができるのでおすすめ。
でも今洗濯機買うの無理だから、次はこれにしようっと
自宅での布団のお手入れ
天日干しでダニは死ぬのか?
天日干しでもダニは死にません。しかしながら、ダニを抑制するのには効果があります。
布団を干した方がいい理由は布団の湿度を逃がすためです。
人は寝ている間たくさんの汗をかきますので布団の湿度は高くなります。
ダニが繁殖する湿度は60~80%なので、布団の湿度が高いとダニが爆発的に増えてしまうことがあります。
天日干しは紫外線も当たるのでダニに効果がありそうですが、ダニは紫外線では死なないので関係ありません。
天日干しが良いのは、日光と風で乾燥することで、布団の中の湿度が下がることです。
花粉症やPM2.5の人は、布団乾燥機で布団の湿気を取るのがおすすめです。
毎日の布団メンテナンス
布団は洗濯は頻繁にできるものではないし、日常のお手入れも大事です。
布団の毎日のケアなら、布団乾燥機と掃除機が鉄板です。
布団の湿度を下げ、高温でダニを退治したあと、ダニの死骸を掃除機で吸うことで布団をいい状態に保ちます。
ダニに悩む人は毎日行い、寝る3時間前には布団乾燥機と掃除機を終わらせておくのがおすすめです。
楽に布団を洗濯して、ダニやカビを一掃するには
仕事・家事・子育てで忙しいのに、家で布団を洗うなんてとても無理
頑張りすぎないで宅配布団クリーニングを使うのがいいんだにゃ
自宅での洗濯で布団を丸洗いするのは大変です。
楽に布団のダニ・カビ・ハウスダストを洗浄するなら、宅配布団クリーニングが一番です。
コインランドリーだと安いですが少々手間と時間が掛かり、店舗型のクリーニング店も布団を運ばなければなりません。
にゃんごろうのいる佐藤さんちは車が無いので、布団を運ぶのも難しいです。
そんなときに便利なのが布団宅配クリーニングです。
布団クリーニングのプロが、ダニの糞・死骸、カビ、ダニの餌である皮脂・汗などの汚れをきれいに洗浄し、
70度~90度の高温乾燥機でしっかりと乾かすので、布団も傷まず清潔でふわふわの仕上がりになります。
ドアトゥドアのサービスなので、注文すれば玄関ドアまで布団を取りに来てくれます。そして出来たらドアまで運んでくれます。
あなたのやることは出すことと受け取ることだけです。
これなら忙しい人、車がない人にも便利に利用できます。
まさにダニに悩むワーキングマザーにぴったりのサービスと言えるでしょう。
費用は少々掛かりますが、家族の布団を全部洗うのに掛かる時間や労力を考えたら使った方がいいサービスです。
枚数を出せば価格を抑えられる業者も多く、おすすめです。