ダニが洗濯機にうつることってあるの?
コインランドリーはダニが移りそうで怖いな
こんな心配があると使いたくなくなってしまいますよね。
このページでは以下のことが分かります。
- ダニが洗濯機にうつることはあるのか
- コインランドリーの洗濯機にダニはいるのか・衛生状態は?
- 自宅の洗濯機を洗浄する方法
自宅の洗濯機にダニがいそうな方、コインランドリーを安心して使いたい方はぜひご覧ください。
※このページに掲載していた、服のダニ退治、ダニのわいたクローゼット・タンスの掃除方法はこちらに移しました。
服のダニ退治が知りたい人はコチラをご覧ください。
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ダニは洗濯機にうつるのか?
普通の家庭用洗濯機にダニがうつり、そのうえ大繁殖して、洗濯物にも付いてしまう様なことは殆どありません。
服がかゆい場合は洗濯機以外からダニがうつった可能性のほうが高いです。
通常、服などの薄手の生地に付いたダニは洗濯機で洗い流されてしまいます。
そのとき、ダニの糞や死骸も同時に洗い流されます。
布団などの厚手のものに付いているダニは、洗濯では死なずに繊維に残るので洗濯物と一緒に外に出されます。
そのため、ダニが洗濯機にうつることは殆どありません。
洗濯乾燥機の「乾燥」で、ダニは退治できる
もし自宅の洗濯機にダニがいそうだと思うなら、乾燥機を掛けるといいと思います。(洗濯乾燥機の場合)
ダニは熱に弱いので、60度で30分以上乾燥機をかけるとダニは死滅します。
その後すすいで脱水すれば、ダニの死骸もいなくなるはずです。
もし洗濯機のせいでかゆいと思うならダニ以外にもカビも疑い、洗濯槽のクリーニングをするのがおすすめです。
洗濯槽クリーニングのやり方は後述します。
コインランドリーの洗濯機は衛生的なの?ダニやカビはいないの?
コインランドリーで洗濯から乾燥までするのは楽ちんなので、年々需要が高まっています。
けれど、誰が何を洗ったかわからないコインランドリーは、利用したいとは思っていても衛生面が心配で使えないという人もたくさんいます。
実際コインランドリーの衛生面はどうなのでしょうか?
この項目では、コインランドリーの衛生状態について掲載していきます。
コインランドリーは衛生面をクリアしないと営業できない
コインランドリーは地方自治体が定める営業指導要綱などの規定を満たさなければ、新規開設できないようになっています。
不特定多数が利用し、洗濯は服や下着などの清潔さを保つことで健康に影響があることから、高い衛生管理が要求されているのです。
設備や定期点検、1日1回の洗濯槽・乾燥機の清掃、ゴミ箱の設置、害虫・ネズミの発生をさせないなどの環境づくりが常に求められています。
また、コインランドリーは毎日使用されているので、洗濯乾燥機は動きっぱなしで洗浄・乾燥されており、それだけで清潔に保たれやすいです。
業務用のマシンは家庭用のものより高性能で、カビにくいステンレス素材の洗濯槽です。乾燥機で完璧に乾かせば雑菌も繁殖しません。
コインランドリーの乾燥機は高温なのでダニも駆除されます。
そのため、コインランドリーの洗濯乾燥機の方が家庭用洗濯乾燥機よりも、カビが少なくずっと衛生的だったりします。
けれど、コインランドリーを利用する時は、洗濯機の中をよくチェックしてから使いましょう。
直前に使っていた人がペットを飼っていたのか、洗濯機の中が毛まみれだったという様な話も聞きます。
偶然あなたが洗濯機が汚れているタイミングに当たってしまうかもしれませんので注意しましょう。
心配な人はスタッフが常駐しているコインランドリーを利用するといいです。
常に管理されてきれいですし、問題があればすぐに言うことが出来ます。
洗濯機にうつったダニを退治する~カビもこれでOK
洗濯機にダニがうつることは殆どありませんが、万が一うつった時に退治する方法について掲載します。
自分の洗濯機にダニがいて服にも移っている感じがするなら、カビも疑った方がいいかもしれません。
どちらにしても、洗濯機がおかしいと感じたら、洗濯機(洗濯槽)の洗浄をすることで解消されます。
かゆいのはダニのせいなのか、カビのせいなのか
ダニがいてもかゆくなりますが、カビも皮膚のかゆみを引き起こします。
洗濯槽にたくさんのカビが発生していれば、カビが原因のかゆみが出ている人もいるでしょう。
また、カビはダニの餌なので、カビが多いとダニが増えやすくなります。
もし洗濯機がかゆみ原因なら、洗濯槽の掃除でカビもダニも退治することができるので、かゆみが収まる可能性があります。
洗濯機の洗浄・掃除は、ちょっと手間がかかりますが簡単です。
洗濯槽クリーナー・漂白剤で洗濯槽の掃除をする方法
洗濯機の掃除は洗濯槽クリーナーか漂白剤を使って洗濯槽を洗浄するのが基本です。
洗濯槽クリーナーは、洗濯機にクリーナーを入れ、水を高水位にして運転するだけで、ほとんどのカビを除去することができる優れものです。
漂白剤を使う場合は、塩素系と酸素系のどちらかになります。
どちらも違った特徴があるので、自分に合うやり方でやりましょう。
塩素系はカビを分解して落とし、酸素系はカビを浮き上がらせて落とします。
塩素系のほうが短時間で簡単です。
どんなやり方をするにしても、洗濯機の取扱説明書の洗濯槽の掃除について一応見ておいていてください。
漂白剤と洗濯槽クリーナーはどう違うか
漂白剤と洗濯槽専用クリーナーの違いは、漂白剤の方が価格が安いことです。
洗濯槽クリーナーは、買ってきて説明どおりにやればいいだけという楽さもあります。
ただ、やり方はほぼ同じなので、やり方さえ知っていれば漂白剤を使うほうがお得です。
クリーナーの説明を読んで、自分の洗濯機に対応しているものを買いましょう。
洗濯槽クリーナーの中にも漂白剤は配合されています。
洗濯槽専用クリーナーに入っている漂白剤も、塩素系か酵素系になります。
洗たく槽カビキラー
塩素系の洗濯槽クリーナーといえばこれ。液体タイプです。
縦置き洗濯機だけでなく、ドラム式洗濯機にも使用できます。
アリエール サイエンスプラス 洗たく槽クリーナー
酸素系の洗濯槽クリーナーです。アリエール(P&G)とファブリーズが共同開発したクリーナーです。
こちらはドラム式には使えません。
塩素系漂白剤を使う方法
塩素系漂白剤は俗にいうハイター・ブリーチのことです。
塩素系漂白剤のメリットは、短時間でできる、カビのカスをすくう手間がかからないことです。
デメリットは、塩素ガスが心配、塩素臭がイヤなことです。
日常的に酸素系のエコ洗剤などを使っている場合は、塩素ガスが出てしまうかもしれないので、念の為換気して行いましょう。
ハイターにはキッチンハイターもありますが、効果は弱いので洗濯機の洗浄には使えません。
注意ポイント
塩素系漂白剤は酸性のものと混ぜると、塩素ガスが発生するのでとても危険です。
「混ぜるな危険!」の、あのガスが出て、命に関わります。
塩素系漂白剤を洗濯槽に使う時は、他のものと一緒に使わないようにしてください。
先述の酸素系漂白剤とも一緒に使わないでください。
ハイターを使う分量は、洗濯機の取扱説明書に従ってください。
特に記載がない場合は、水1リットルあたり50ccを使いましょう。
手順
- 洗濯機に塩素系漂白剤を入れる
- 洗濯槽洗浄コースか、高水位・普通の洗濯コースで洗う
- 注水後に一時停止して、しばらく浸け置きするのもあり※できないタイプの洗濯機もある
- すすぎをして脱水する
- 洗濯機の中に汚れがあった場合は再度すすぎと脱水をする
酸素系より塩素系漂白剤のほうが簡単なので、日頃のお手入れに向いているかもしれません。
洗濯機にハイターを入れる時は、水より先に入れると跳ねるのを防止できます。
服や目に入る危険があるので注意してください。
浸け置きは、汚れが酷い時やずっと洗浄していない時にやるのがおすすめです。
3時間程度、置いておきましょう。
ドラム式で浸け置きができないタイプの洗濯機もあるので注意してください。
マイブリーチ
マイナーですがハイターよりも安くて、性能もほぼ一緒の一品。
安く洗濯機を洗浄したいならこちらがおすすめ。
酸素系漂白剤を使う方法
酸素系漂白剤のメリットは、塩素ガスの心配がない、塩素のイヤな臭いがしない、刺激が少ないことです。
デメリットは、長時間の浸け置きが必要、カビのカスをすくって取る手間がかかることです。
塩素系がカビを分解するのに対し、酸素系は剥がして落とします。
そのため、カビをすくい取る手間がかかります。
また、酸素系漂白剤はドラム式では不可のもの、浸け置きできないものがあるので気をつけます。
基本的に洗濯の途中で蓋を開けられない洗濯機では、この方法は使えません。
洗濯機や漂白剤の取扱説明書を確認してください。
手順
- 糸くずフィルターを外す
- 洗濯機に40~60度のお湯を張る
- 粉末の酸素系漂白剤を入れる
- 洗濯コース(高水位)で5~10分程度、運転する
- 最低2~3時間、できれば一晩浸け置き
- 洗濯のみのコースで数分、運転する
- 蓋を開けて黒いカビのカスを網などで取る
- 取り終わったら再び、洗濯コースで運転
- 再びカビのカスを取る
- カスが出なくなるまで繰り返す
- カスが出なくなったら、すすいで排水する
糸くずフィルターは付けたままだと、黒いカスがつくのではじめに外しておきます。
酸素系漂白剤でのカビ取りは40度~60度のお湯(60度以下)に入れて「洗濯コース」で5~10分くらい回します。
酸素系漂白剤を入れる量は、水10リットルあたり50gです。
ポイント
お湯をポンプで入れられない場合は、バケツでお湯を入れます。
そのとき、60度以上のお湯が入らないように水を先に入れ、後でお湯を入れます。
60度以上は洗濯機を傷めることがあります。
一晩浸けおきして、朝になったらまた「洗濯コース」で洗浄します。
そうすると、黒カビのカスのような汚れがたくさん浮いてくるので、それを網などですくってしっかりと除去しましょう。
※網は100均の魚用の網が使えます。
カスが出なくなるまで、何回か洗濯機を回して網で取ります。
そうしないと、洗濯物に黒いカビのカスがつくことがあります。そうなったら気分が悪いですよね。
また、汚れを取ってから排水しないとパイプが詰まることもあり、洗濯機故障の原因にもなります。
酸素系漂白剤を使うなら、カビのカスの除去はしっかりとやりましょう。
最期にすすいで脱水します。
酸素系漂白剤
ニチガの酸素系漂白剤は、他のブランドよりも安くて機能もよく評判です。
乾燥機で仕上げ
洗濯機に乾燥機が付いているなら、洗浄後に乾燥機を掛ければダニにもカビにも両方効きます。
ダニ退治には洗濯機の乾燥を30分すればOKです。
乾燥機能がない洗濯機は洗浄後、蓋を開けたままにして乾かします。
まとめ
- ダニは洗濯機にはうつりにくい
- 洗濯乾燥機の乾燥機能でダニ退治できる
- コインランドリーは地方自治体の衛生管理基準があり、基本的に清潔
- コインランドリーはタイミングによっては汚いことも・使う前に確認しよう
- 洗濯機のダニ・カビは、洗濯槽洗いで退治する
ダニは洗濯機には殆どうつりませんし、乾燥機や洗濯槽のカビ退治で服のかゆみは収まるでしょう。
コインランドリーは衛生基準が厳しいので、洗濯機もきれいなところが多いです。
ダニもいませんし、衣類にうつることもないでしょう。
コインランドリーで布団を洗濯・乾燥すれば、布団のダニもいなくなります。
コインランドリーに持っていけない場合は布団クリーニングが便利です。
よかった