干したいのに布団が干せないのって嫌ですよね。
このページでは布団が干せない時にどうにか布団を干す方法についてご紹介します。
梅雨や冬に布団が干せない時、マンションの規則などで干せない場合、布団乾燥機がない場合はどうすればいいのか等です。
布団を干すには布団乾燥機がとても便利で、1家に1台はほしいところです。
しかし、このページでは布団乾燥機がない人でも、布団を干す様々な方法や工夫について掲載していますので、是非参考にしてください。
布団が干せなくても平気!布団を乾燥させる6つの方法
布団が干せない環境でも知恵と工夫でなんとか布団を乾燥させる事はできます。
ここでは布団を乾燥させる6つの方法と布団の湿度を逃がすために毎日やることについてご紹介します。
1. 布団乾燥機で布団干す~基本は布団乾燥機
やっぱり布団乾燥機があると何かと便利です。
布団の湿気に困っているなら安い布団乾燥機を検討しても良いかもしれません。
布団乾燥機は置き場所も取りませんし、しっかり乾かすことも出来、冬は布団を温めてくれます。
朝、起きてすぐに運転すれば、着替えて出勤する頃には止まっているので安心して出かけられます。
冬などはお風呂に入っている間に仕掛けておけば、寝る時は暖かで快適です。
布団乾燥機にはダニ退治モードが付いているものが多く、ダニに悩む人は毎日使ったほうが良いでしょう。
また、ダニを退治した後は必ず掃除機を使うようにしてください。そうしないとダニの死骸を吸い込んでしまうのでよくありません。
ダニ退治におすすめな布団乾燥機はこの三菱の布団クリニックAD-X80です。
この機種はダニにとても有効ですが、少し高めです。
別にこの機種じゃなくても布団は乾かせるので、安い布団乾燥機でも大丈夫です。
縦置きできる布団乾燥機なら、衣類の乾燥にも使えます。
ダニ退治モードが無い布団乾燥機でも60度の温風を1時間くらい当てればダニは退治できます。
結局布団の乾燥なら布団乾燥機が一番だし、必須アイテムなので買ったほうがいいでしょう。
2. コインランドリーで乾燥
ちょっとお金と手間がかかりますが、コインランドリーの乾燥機を使うと布団が乾いてふわふわになります。
大体10分100円くらいで使えます。
ただし、羊毛(ウール)素材の布団や毛布はコインランドリーの乾燥機では縮むのでやめましょう。
使う前にかならず洗濯表示を見て、乾燥機禁止のマークがないか確認します。またタンブラー(タンブル)乾燥禁止と書かれていることもあります。
コインランドリーで洗える・乾かせると言われているのは、主に羽毛布団と合繊布団です。
また、コインランドリー乾燥機でダニを退治する目的なら40~60分くらい掛けましょう。
乾燥後には掃除機を掛けてダニの死骸を取りましょう。
3. 窓辺で乾燥する
晴れているなら、窓際に布団を干しておくだけで十分布団を乾かすことが出来ます。
羽毛布団などは特に日光に弱いので、室内の窓辺で干すくらいが丁度いいです。
窓のそばで干す時に便利なのが、X型の物干しです。エックス型の物干しは室内でもベランダなどの室外でも使えます。
物干しがない場合は椅子に布団をかけておくと良いでしょう。
4. 除湿機で布団を乾かす
梅雨時の湿度が高くてジメジメしている時は有効です。
布団のそばに置いておけば除湿できます。
除湿機でなくてもエアコンの除湿をかけた部屋に布団を置いておくと布団を乾かすことが出来ます。
ただ、冬は湿度が低いため除湿機を掛けても全く意味がありません。除湿機は梅雨や雨の日だけにしましょう。
5. ヒーター・暖房で布団を乾かす
冬場はヒーターで布団を乾かすこともできます。
ヒーターで布団が燃えないように、近づけすぎない様に注意して、終わるまで部屋にいるようにします。
また、エアコンの暖房が入っている部屋に布団を広げて置いておくということも出来ます。
エアコンにはカビが生えている事が多いので、あまり直風を当て過ぎないように置きましょう。
6. 扇風機・サーキュレーターで布団を乾かす
扇風機やサーキュレーターで風を当てるのも布団を乾燥させるのに有効な方法です。
布団をX型の物干しなどに干して、サーキュレーターで風を送ります。
扇風機・サーキュレーターは今まで紹介した方法と組み合わせることで、更に布団が乾きやすくなるのでおすすめです。
窓辺で乾燥させながら風を当てたり、ヒーターで乾燥させながら風を当てたりすることでより早く乾きます。
布団の湿度を逃がすために毎日やること
まずは布団を干す以前に、必ずやったほうが良い基本的なことについてです。
朝起きたらすぐに布団をめくってそのままの状態にしておきます。そうすることで布団の湿気が抜けていきます。
時間は大体30~40分行えばOKです。
何も干せない場合でも、これだけでもやっておくだけでもだいぶ違います。
人の寝ている時にかく汗は500ml位なので、毎日布団を乾かさないとどんどん布団が湿っていきます。
また、ベッドでない場合は布団の上げ下ろしは毎日やります。
布団を押入れにしまう前にかならず湿気を抜きましょう。
布団を上げるのと同時に乾燥させれる便利なすのこがあります。
このエアライズというすのこなら、簡単に毎日布団が干せるのでおすすめです。
すのこがない場合は椅子の背もたれや、ソファなどに掛けておくと良いですよ。
布団を乾かすおすすめできない方法
ここでは布団を乾かすのにおすすめできない方法をまとめます。
アイロンで布団を乾かす
アイロンを使うという手はあまりよくありません。
布団は厚くて中までで熱が入りませんので、表面を乾かすくらいしか出来ません。
掛け布団にアイロンをかければ、布団のふんわり感をを潰してしまいます。そして、高温すぎるとふとんの側生地を傷めてしまいます。
ダニ退治にはスチームアイロンも有効で厚い布団の中まで熱が入りますが、蒸気で湿ってしまうので布団を乾かすことは出来ません。
ドライヤーで布団を乾かす
ドライヤーはお金がかかる上に時間も掛かりますので、おすすめできません。
ドライヤーでお金と時間を掛ければ布団を乾かすことが出来ますが、それなら素直に布団乾燥機を使ったほうが良いです。
それほど高くない機種もあります。
ドライヤーは布団に何か零した時など、部分的に使うならいいかもしれません。
浴室乾燥機
浴室乾燥機でも布団は乾燥出来ます。40度の温風で布団を乾かします。
浴室乾燥機自体にカビが生えているなら、浴室乾燥機のカビが布団にうつるのでやめたほうがいいでしょう。
エアコンのカビも注意が必要ですが、狭い浴室でカビの胞子が含まれる直風が当たるのはよくありません。
浴室乾燥機や浴室にカビが生えていないなら大丈夫です。
レイコップで布団を乾かせるの?
レイコップには布団を乾燥する機能はありません。
カビはUVライトで抑制できますが、ダニも死にません。布団乾燥機やたまに天日干しするほうがいいでしょう。
布団のゴミは取れますが、それは吸引力のいい掃除機のほうが機能が上でしょう。
布団が干せない状況と対策
布団が干せない状況のときに布団を乾かすための対策についてまとめます。
梅雨に布団が干せない時
梅雨は関東甲信地方では平年6/8頃~7/21頃まで続きます。
梅雨の1ヶ月間は湿度が高いので、布団をよく乾燥させるようにしましょう。
やはり布団乾燥機があると、梅雨時は楽です。
梅雨に気をつける布団のトラブル
梅雨は湿度が高いのでカビが発生しやすくなっています。
敷きっぱなしの敷布団は、布団の裏側などにカビが生えやすいです。
カビはダニの餌でもあります。
ダニは梅雨の湿度と夏に向かって気温が上昇することで爆発的に増えます。
この時期の布団ケアによっては不快な症状が重くなるので注意しましょう。
布団クリーニング・丸洗いはこの時期に行うのがおすすめです。
ダニが増える前に、元々いるダニを99%退治しておけばダニの増殖を抑えられます。
梅雨に布団を干す方法
梅雨は天日で中々布団が干せませんが、湿度が高いので布団はしっかり乾燥させましょう。
布団乾燥機があるなら週2~3回くらい掛けると良いでしょう。
起きたら絶対に掛け布団をめくって湿度逃がすようにします。
これはベッドでも敷布団でも同様です。
梅雨に布団乾燥機がない時の布団の乾かし方
マットレスの干し方
壁に立てかけて干します。
それが出来ない場合は巻いたタオルなどを挟んで空気の隙間を作りましょう。
敷布団
布団の裏側がカビやすいので、毎日必ずあげます。
出来れば毎日すのこなどを使って影干しします。扇風機やサーキュレーターがあるなら併用すると効果的です。
寝ている時の汗で布団をカビさせたいためには、布団用除湿シートを敷くのが有効です。
掛け布団
室内にX型の物干しなどを使って干します。
空気の通り道があるだけで干すことが出来ますが、サーキュレーターなどで風を当てるともっと効果的です。
湿っている布団をそのまま仕舞わない
布団をめくったり、陰干しで湿気を逃してから畳んでしまうようにします。
押し入れやクローゼットには除湿剤を置いておくのが効果的です。ダニ抑制のために防虫剤も入れておきましょう。
押入れ・クローゼットは除湿剤を入れた状態で締めておき、晴れて湿度が低い日に戸を開いて空気を入れるようにします。
このときも扇風機やサーキュレーターがあると便利です。
ポイント
梅雨の晴れ間に布団を干すのはやめよう
晴れていても湿度が高いなら布団を干すのはやめましょう。
湿度の高い晴れた日とは、雨が前日や早朝に降っていた日などです。
日中気温が上がって地面の土からも蒸気が上がってきて、布団に湿気が吸収されてしまいます。
梅雨の晴れ間に布団を干す場合は、2日以上連続して晴れた日で湿度も低い日を狙うようにしましょう
冬に布団が干せない場合
冬は前日雪が降ったり外に雪が残っていないなら、布団を干しでも大丈夫です。
冬の布団を干すのに適した時間は午前10・11~午後14時までです。
冬は14時過ぎても干していると布団が湿ってくるので、干していた意味がなくなります。早く取り込んでしまいましょう。
冬は日光の力が弱いので、4時間くらい干さなければなりません。
残雪がある・雪が前日に降った・雪が多い地域など
残雪がある場合は布団を外で干すことは出来ません。雪が溶ける時に出る蒸気が布団に吸収されて布団が湿ります。
また、晴れていて雪が殆ど残っていなくても、前日雪が降っていた場合は布団が湿るので外に干すのはやめましょう。
冬に布団乾燥機がない場合
日の当たる窓際に布団を干します。冬は夏ほど汗をかきませんし布団を窓辺に干すだけでだいぶ違います。
サーキュレーターにエアコンの暖房、石油ヒーターやファンヒーターを組み合わせると更に効果的です。
エックス型物干しやすのこを使って布団を干しましょう。
なければ、椅子やソファに布団をかけておきます。
布団乾燥中は、加湿器は使わないようにします。洗濯物と一緒に乾かすことも多いと思いますが、それが加湿器代わりになるでしょう。
火事にならないようにヒーターには近づけすぎなようにして、乾燥中はそばにいるようにします。
布団が干せない様々な状況・環境での対策
生活環境によっては布団が干せない人もたくさんいます。そんな時にどうすれば良いのか書いていこうと思います。
基本的に布団乾燥機があれば解決できるので、購入するのがおすすめです。
一人暮らしで布団が干せない
一人暮らしだと住居のスペースが狭く、昼に家にいない人は布団が干せません。また賃貸の規則で外に布団が干せない場合もあります。
布団乾燥機はベッドに布団を置いた状態で乾燥させられるので、スペースを取りません。機械自体も小さ目です。
布団乾燥機は一人暮らしの人に特におすすめです。
安いものでいいので布団の乾燥に悩んでいるなら特に購入をおすすめします。
布団乾燥機がなければ、室内にX型の物干しを置いて出来れば窓辺に干します。物干しを置くスペースがない場合は椅子に布団をかけて置いておきましょう。
冬はエアコンの室内で干し、梅雨はエアコンの除湿を掛けて室内干しがおすすめです。
高層マンションで布団が干せない
高層マンションは洗濯物が風で飛ぶ危険や落下の危険があるので外には干せません。
布団が落下したら大きな事故になりかねません。
また景観が悪くなるので規約で禁止されています。
高層マンションに住めるなら、布団乾燥機や宅配布団クリーニングに出して布団のケアをするのが良いと思います。
室内で干すやり方も使えます。
マンションやアパートの規則で布団が干せない
景観が悪くなったり、布団から出る埃・ゴミ・髪の毛などが階下に飛ぶので規則で禁止されているところは多いです。
また、集合住宅では布団たたきの音が近所の騒音トラブルに発展しかねないのでやめましょう。
布団は家の中で干すことになります。
布団乾燥機が便利ですが、無理なら先述の方法で干しましょう。
また、コインランドリーや布団クリーニングもおすすめです。
家で干す場所がない
戸建住宅でも干す場所がない場合は室内干しすることになります。
家族全員の布団を室内で干すのは大変かもしれません。
大きめのX型物干しを買って窓辺に干すようにしましょう。
大きなスペースがない場合は、小型の物干しを複数購入して使用しましょう。
梅雨や雪がない時は、布団を窓辺で窓を開けて干します。
在宅中はエアコン除湿や暖房と、扇風機やサーキュレーターなども組み合わせると早く乾きます。
共稼ぎで日中いない
共稼ぎの人は布団乾燥機が便利なので、購入するのがおすすめです。
日中働いているなら、出勤前に日の当たる窓辺に干しておくのがおすすめです。干す時はX型物干しや椅子に。
除湿機、エアコン、扇風機、サーキュレーターつけっぱなしで出勤するのは無駄遣いなのでやめましょう。それをするなら布団乾燥機を買ったほうが良いです。
夜勤なので布団を干せない
夜勤の人は、夜は布団が干せないし、昼は家で眠るので布団が干せない状況になります。
布団乾燥機かコインランドリーで乾燥するしかないでしょう。
布団乾燥機のほうが、コストが安いのでおすすめです。
布団を干さないと起こる問題
布団を干さないと様々な問題が起こります。
ここではどんな問題が起こるか解説します。
カビが発生する
カビは言うまでもなく健康に良くないです。
また、カビはダニの餌なので、カビが増えるとダニが増えます。
カビは除菌ができるファフリースで抑制出来ますが、ダニは死にません。
ファブリースは直接吸い込むと人体にも悪影響なので布団にはあまり使わないほうが無難です。
また、布団が干せない状況でファブリースを掛けると、布団が湿るのでたくさんかけるのはやめましょう。
ダニが大量発生する
湿気が多いとダニが増えます。
ダニは増えるとかゆみや様々なアレルギー症状を起こします。
布団をまめに干したり、定期的に布団クリーニングに出すなどしてダニを増やさないことが重要です。
布団を干せばカビ・ダニを抑制できる
布団を干すことで、カビやダニを抑制することが出来ます。
天日干しでダニは死なないですが、数を増やさない様に出来ます。天日干しが出来なくても、布団乾燥機などで乾燥させれば大丈夫です。
布団乾燥機のダニ対策モードを使って高温でダニを退治した後、掃除機で吸い込めばダニを減らすことができるので、ダニが気になる人は毎日行うようにしましょう。
布団を乾燥させられるなら、ダニ対策スプレーなどを使うことも出来ます。
スプレーは布団を乾燥させられない時は布団が湿るので、たくさんは使わないほうが良いでしょう。
スプレーは健康に悪いものもありますので、殺虫剤不使用のものを選びましょう。
ダニを99%除去したいなら、布団の丸洗いが必要
ダニを抑制するとかではなく、ダニを死滅させたいなら布団クリーニングがおすすめです。
布団の丸洗いでダニの死骸や糞は完全に落ちますし、残ったダニも高温の乾燥機で死滅します。
それだけでなく、買ったばかりの様なふわふわした布団に戻って気持ちよく眠ることが出来ますよ。